夜叉

インド神話のヤクシャ(Yakṣa)が仏教に取り入れれたもの。固有名ではなく集団名である。「薬叉(やくしゃ)」とも称する。天竜八部の一。元々は害を成す種族だったが、仏教では仏法を守る存在として信仰される。羅刹(Rakshasa, Rākṣasa)と共に毘沙門天(Vaiśravaṇa)の眷属であり、諸天の守護神となり、北方を護るという。金剛夜叉明王(Vajrayakṣa)、鬼子母神(Hārītī)、増長天(Virūḍhaka)、毘沙門天(Vaiśravaṇa)といった神はすべて夜叉(Yakṣa)の一族に属しているとされる。

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