ローマ神話における門や戸口の神。正反対の方向を向いた二つの顔を持つ男性神であり、物事の表と裏を見る力がある。事の初めと終わりをつかさどるとされ、神々の先頭におかれる。門や正月など、あらゆることの始原と入り口を司る神だと考えられた。ニンフのカルナ(Carna)(これは間違いで、カルデア(Cardea)のことだともされる)は、言い寄る男たちを洞窟に誘い、自分はすぐ後から行くからと言っては逃げていた。カルナ(Carna)はヤヌス(Janus)も騙そうとしたが、ヤヌス(Janus)には後ろ向きの顔があったのでカルナ(Carna)は逃げられず結局カルナ(Carna)はヤヌス(Janus)と交わることとなった。カルナ(Carna)との間に生まれた息子プロカスは後にアルバ・ロンガの王になったという。ヤヌス(Janus)はカルナ(Carna)に礼として夜になると現われる吸血鳥を追い払う力を与えた。カルナ(Carna)はそれをプロカスの子を守る為に使った。
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