ヤクシャ

ヒンドゥー神話において、富の神クベーラ(Kubera, Kuvera)に仕える者。固有名称ではなく、大勢のヤクシャがいる。また、女性のヤクシャは「ヤクシニー」と言う。仏典では夜叉(Yakṣa)(薬叉)という。ヒマラヤに住み、秘宝の番をしている。通常、短い手足に太鼓腹の姿をしており、自然界の神秘的な存在(=精霊)であり、守護神で、豊穣をもたらす者として崇拝される。ヤクシニーは慈悲深いが、執念深くもあり、時には子供を食べることもあるという。

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