ヴィーダル

北欧神話に登場する寡黙なる神でアサ(Æsir)神族の一人。揺ぎ無い自然を体現する神だと考えられる。神々の王オーディン(Ōðinn, Odin)と女巨人グリード(Grid, Gríðr)の間に生まれた子。深遠な原初の森にあるヴィディという場所に一人で孤独に住んでいる。終末の戦い「ラグナロク」においては特別な靴によってフェンリル(Fenrir)の下顎を踏み潰しオーディン(Ōðinn, Odin)の仇をうつことになっている。この靴は母グリード(Grid, Gríðr)が息子のために作った靴だった。ラグナロク後に生き残る数少ない神の一人とされる。

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