ヴェスタ

「ウェスタ」とも。ローマにおいて、ギリシアのヘスティアと同一視されたかまどの女神。また家庭の炉の守護神としても、儀式において火の化身としても崇拝された。ヴェスタ(Vesta)に使える巫女は処女であることが求められた。神話の中ではあまり登場しないヴェスタ(Vesta)だが、ローマの守護神とも考えられていたためにローマ市内には大規模なヴェスタ(Vesta)の神殿が存在し、有力者はこぞって寄進をした。特に多くの女性たちがヴェスタ(Vesta)を守り神として崇拝した。6月7日にはヴェスタ(Vesta)の祭礼「ウェスターリア」が催された。デイ・コンセンテス(Dei Consentes, Dii Consentes)の一柱だと考えられている。

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