インド神話に登場する女の妖精でアプサラス(Apsaras)の一人。プルーラヴァス(Purūravas)王が狩りに出かけた時に会ったアプサラス(Apsaras)の一人で、プルーラヴァス(Purūravas)は怪物に襲われそうになっていた彼女たちを助けた。プルーラヴァス(Purūravas)はウルヴァシー(Urvasi, Urvaśī)に一目惚れし、交際を申し込んだ。ウルヴァシー(Urvasi, Urvaśī)は自分に裸を見せないことを条件にこれを了承した。こうしてウルヴァシー(Urvasi, Urvaśī)とプルーラヴァス(Purūravas)は一緒に暮らすようになったが、ウルヴァシー(Urvasi, Urvaśī)と仲がよかった男の妖精=ガンダルヴァ(Gandharva)達はこれが気に入らない。そこで一計を案じたガンダルヴァ(Gandharva)達は二人が寝ている間にこっそりとウルヴァシー(Urvasi, Urvaśī)がペットとして飼っていた子羊二匹のうち一匹を連れ去ってしまった。子羊が一匹いなくなっていることに気付いたウルヴァシー(Urvasi, Urvaśī)は仮にも"英雄"の名を持つ者がそばにいながら泥棒に気付かないとは何事だ、とプルーラヴァス(Purūravas)の不甲斐なさをなじった。そして二匹目の子羊が盗まれそうになった時はプルーラヴァス(Purūravas)も泥棒を捕まえようと寝床から飛び出したのだが、この時ガンダルヴァ(Gandharva)達は稲妻を光らせプルーラヴァス(Purūravas)の裸身をウルヴァシー(Urvasi, Urvaśī)に見せたのだった。ウルヴァシー(Urvasi, Urvaśī)は約束通りプルーラヴァス(Purūravas)の元からいなくなってしまった。プルーラヴァス(Purūravas)はそれでも諦めきれず、方々を探し回りウルヴァシー(Urvasi, Urvaśī)を見つけて自分の所に戻ってきてくれるように嘆願した。プルーラヴァス(Purūravas)の邪魔をしていたガンダルヴァ(Gandharva)達もその熱情にほだされ、プルーラヴァス(Purūravas)をガンダルヴァ(Gandharva)にした。その後二人は末永く幸せに暮らしたという。
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