もともとは古代アナトリアの神だが、後にヒッタイト神話に加えられた。クマルビ(Kumarbi)の息子。長男でありながら自分を転覆させたテシュブ(Teshub)への復讐心を胸に抱いたクマルビ(Kumarbi)が巨大な岩と寝たとき、この岩から誕生したのがウルリクムミ(Ullikummi)である。ウルリクムミ(Ullikummi)は閃緑岩で出来ており、神々は彼が無事に成長するようにと海の真中にいる巨人ウペルリ(Upelluri)の肩に乗せた。ウルリクムミ(Ullikummi)は海の水がせいぜい胴のところまでしかこないほど大きくなった。ウルリクムミ(Ullikummi)はテシュブ(Teshub)を王位から退けることに成功するが、テシュブ(Teshub)に味方したエア(Ea)によって打ち負かされ、テシュブ(Teshub)は王位を取り返した。
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