インカ神話において、パチャカマック(Pachacamac)の妻で、夫との間に二人の娘をもうけた。彼女は魚の創造者でもあり、パチャカマック(Pachacamac)の地にある池で魚を育てていた。ウルパイ・ワチャック(Urpay Huachac)はこの魚達を大事に飼っており、決して人々に分け与えたりしようとしなかった。「ワロチリ文書」によれば、コニラヤ・ヴィラコチャ(Coniraya Viracocha)(最高神ヴィラコチャ(Viracocha)の化身、トリックスター)が娘のうち一人を誘惑し、もう一人をも誘惑しようとした時、その娘がハトに変身し飛び去って彼から逃れたので、憤慨して池を叩いた。そのお陰で池の魚が海へと飛び散っていったのだという。また別の神話によれば、ウルパイ・ワチャック(Urpay Huachac)があまりにも魚を大事にしている様子をみたコニラヤ・ヴィラコチャ(Coniraya Viracocha)が、悪戯心を刺激されて池と海の間にひと筋の溝を掘ってしまったために、魚たちが海に逃げ出したのだと説明されている。
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