テン

ラオスとタイ北部に伝わる三柱の偉大な始祖神達の総称。テン(Then)達は、人間に食事の前にその一部を自分たちに捧げるように命じたが、これを人間達が拒んだため、テン(Then)達は大洪水を引き起こした。地上で生活をしていた三人の偉大な英雄「プー・ラン・セ・ウン」、「クン・カン(Khun K'an)」、「クン・ケト(Khun K'et)」はいかだの上に家をこしらえて女や子供を避難させ、そのいかだでテン(Then)達に赦しを請うために天上界まで赴いた。テン(Then)の王は3人に水牛を与え、地上に戻してやった。その水牛の死骸からは瓢箪が生え、これに穴をあけると先住民の奴隷やタイ人達が出てきた。3人の英雄とテン(Then)を始めとした神は人々に道具の作り方や時間の概念といった文化を教え、すべて教え終わったあと、天上界と地上とを結ぶ橋は破壊された。

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