ニュージーランドのマオリ神話において、ランギ・ヌイ(Ra-ngi nui)とパパ・ツ・ア・ヌク(Papa tu a nuku)の間に生まれた六柱神の一人で海とあらゆる海の生き物を司る。単に「タンガロア(Tangaroa)」と呼ぶ場合もある。またハウミア・チケチケ(Haumia-tiketike)(そびえ立つハウミア)との対比で「タンガロア・ハカハカ(Tangaroa-hakahaka)=低く這うタンガロア(Tangaroa)」と呼ばれる場合もある。子供にプンガ(Punga)、孫に爬虫類の祖先であるトゥ=テ=ウェイウェイ(Tu=Te=Wheiwhei)と魚の祖先であるイカ・テレ(Ika-tere)がいる。タフィリ・マテア(Tawhiri-matea, Tāwhiri-mātea)とツ・マタウェンガ(Tūmatauenga, Tu-matauenga)が対立したとき、タンガロア・ファイ・アリキ(Tangaroa-whai-ariki)は海に逃げた。このことは後にタンガロア・ファイ・アリキ(Tangaroa-whai-ariki)とタネ・マフタ(Tāne Mahuta, Tane Mahuta)及びツ・マタウェンガ(Tūmatauenga, Tu-matauenga)との対立に発展し、タネ・マフタ(Tāne Mahuta, Tane Mahuta)はツ・マタウェンガ(Tūmatauenga, Tu-matauenga)の子供たちに網や船を与えて魚(タンガロア・ファイ・アリキ(Tangaroa-whai-ariki)の子供たち)を取るように教え、タンガロア・ファイ・アリキ(Tangaroa-whai-ariki)は津波で大地を侵食し、カヌーを転覆させて仕返しした。
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