タンガロア

ポリネシアを中心とした環太平洋地域に伝わる魚や爬虫類の神。ニュージーランドのマオリ神話においてはタンガロア・ファイ・アリキ（Tangaroa-whai-ariki）（単にタンガロア（Tangaroa）とも）、タヒチではタアロア、ニューヘブリデス諸島ではタガロ（Tagaro）（もしくはタンガロ）、ハワイではカナロア、ツアモツではタガロア（Tagaroa）と呼ばれ、それぞれの地域で独自性をもっている。トンガやサモアなどの西部ポリネシアでは創造神とされ、原初にはタンガロア（Tangaroa）だけが存在しており、神々や人間や大地を作ったとされている。また西部ポリネシアでは「タンガロア（Tangaroa）」が神を示す一般名詞化している。