仏教や道教において地獄で審判を行うとされる、十王の一人としての泰山府君(Tài-shān fŭ-jūn)の名称。七七日の審判を司るとされ、「泰山府君玄徳妙生真君(たいざんふくんげんとくみょうせいしんくん)」、「太山王(たいせんおう)」の名でも呼ばれる。熱悩地獄の主とされ、薬師如来(Bhaiṣajyaguru)を本地とし、法衣と法冠を身に着け前に紙を置き筆を持った姿で表される。 太山王 国訳秘密儀軌編纂局 編 「新纂仏像図鑑 天之巻」より 国立国会図書館蔵 Copyright: public domain 盡七日薬師如来 泰山王 1804 藤原行秀 写 「十王寫(じゅうおううつし)」より 国立国会図書館蔵 Copyright: public domain ※「盡七日=尽七日(じんしちにち)」は七七日ないし四十九日のこと。
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