タフィリ・マテア

もしくは「ターフィリ・マーテア」。ニュージーランドのマオリ族の神話に登場する、ランギ・ヌイ(Ra-ngi nui)とパパ・ツ・ア・ヌク(Papa tu a nuku)の間に生まれた六柱神の一人。名前は「求めに応じて渦巻く」というった意味。雨や雹、雪、嵐などをもたらす、雲を司る神とされる。六柱神は密着して離れない天空(=ランギ・ヌイ(Ra-ngi nui))と大地(=パパ・ツ・ア・ヌク(Papa tu a nuku))の間に隙間を作ろうとしていたが、これに一人反抗したのがタフィリ・マテア(Tawhiri-matea, Tāwhiri-mātea)だった。タフィリ・マテア(Tawhiri-matea, Tāwhiri-mātea)は父であるランギ・ヌイ(Ra-ngi nui)の味方につき、嵐を起こして兄弟たちを攻撃しだした。この矢面にたったのがツ・マタウェンガ(Tūmatauenga, Tu-matauenga)で、この二神の闘争は長期にわたり、地上を襲った洪水の原因にもなったとされている。

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