シャマシュ

バビロニア神話における太陽の神。父親はシン(Sin)とされる。全てを見通す神であり、それゆえ正義と占いの神とも考えられた。シュメール人にはウトゥ(Utu)という名で呼ばれていた。王座に座っている姿で描かれる。シャマシュ(Shamash)の放つ光線はあらゆる不正と欺瞞を暴き、またシャマシュ(Shamash)の目は未来さえも見通す千里眼として機能したという。このため占い師はシャマシュ(Shamash)にお伺いを立てて未来を占った。毎朝、蠍の男が巨大なマーシュ山の門を開き、シャマシュ(Shamash)は天空への旅を始める。やがて夕暮れが近づいてくるともう一つの大きな山の方へと馬車を進め、また門へと消える。夜の間シャマシュ(Shamash)は地下を旅し、最初の門まで戻ってくる。アヤ(Aya)という名の妻がおり、二人の間には公正の神キトゥ(Kittu)、法と正義の神ミシャル(Misharu)の二人の子供がいる。

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