スヴァルヴァーヌ

ヒンズー教においてアスラ(Asura)族の一人。不死の甘露「アムリタ(Amṛta)」を盗み飲みし不死になったが、太陽神スーリヤ(Surya, Sūrya)と月神チャンドラ(Chandra, Candra)がこれをヴィシュヌ(Visnu)に告げ口したため、首を切断された。すでに不死となっていたスヴァルヴァーヌ(Svarbhānu)は死ぬことができずに、頭はラーフ(Rahu, Rāhu)、胴体はケートゥ(Ketu)という遊星となり、告げ口したスーリヤ(Surya, Sūrya)(太陽)とチャンドラ(Chandra, Candra)(月)を今でも追いかけているという。ラーフ(Rahu, Rāhu)が太陽や月に追いつくと噛み付くために日蝕や月蝕が起こるが、胴体が無い故に太陽や月はすぐに姿を現す(日蝕や月蝕が終わる)と説明された。

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