スリュム

北欧神話において巨人ヨツン(Jotun, Jotan, Jötun, Jöten, Jötunn, Jǫtunn)族の一人。氷や冷たいものに関係する名前をもつ巨人達の長。カーリ(Kari)の息子であり、ベリ(Beli)、スカジ(Skaði, Skadi)、シアチ(Thjazi, Þjazi Thiazi, Tjasse, Thiass)の兄弟。ドリフタ(Drifta)、フロスティ(Frosti)、イエクル(Jokull)、スノエル(Snoer)といった4人の子供がいる。 神々の国「アスガルズ」から神槌ミョルニルを盗み出し、返して貰いたくばフレイヤ(Freyja)を嫁としてよこせを神々を脅迫した。姦計の神ロキ(Loki)が一計を案じ、雷神トール(þórr, Thor)にフレイヤ(Freyja)の扮装をさせてスリュム(Thrym, Thrymr)の元へ行き、ミョルニルは神々の元に奪い返された。

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