スクリューミル

北欧神話に登場する巨人。名前は「広大」を意味する。ヨツン(Jotun, Jotan, Jötun, Jöten, Jötunn, Jǫtunn)族の他の巨人と比べても並外れた大きさだったとされる。トール(þórr, Thor)とロキ(Loki)は旅の途中で館と間違えてスクリューミル(Skrymir)の手袋の中(親指の部分)で眠ってしまったことがある。朝スクリューミル(Skrymir)の立てるいびきの音で目が覚ましたトール(þórr, Thor)はやっとこのことに気付いた。トール(þórr, Thor)はスクリューミル(Skrymir)のいびきを止めようと頭を思いっきりハンマーで叩いてみたが、スクリューミル(Skrymir)はどんぐりか何かが落ちてきたのだろうと気にも止めなかったとされる。この途方もない大きさの巨人は、実はトール(þórr, Thor)達を惑わすためにヨツン(Jotun, Jotan, Jötun, Jöten, Jötunn, Jǫtunn)たちが粘土で作った魔法の巨人だった。

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