仏教や道教において地獄で審判を行うとされる十王のうち、三七日の審判を司るとされる仏尊。「宋帝大王洞明善静真君(そうていだいおうどうみょうぜんせいしんくん)」とも呼ばれる。「宋」は「尊徳」、「帝」は「主君の義」を表すと解釈され、聡明知略にして冥官の崇敬が篤いという。黒縄大地獄の主とされ、文殊菩薩(Mañjuśrī)を本地とし、法衣と法冠を身に着けた菩提円満相で表される。 宋帝王(Sòng-dì wáng) 国訳秘密儀軌編纂局 編 「新纂仏像図鑑 天之巻」より 国立国会図書館蔵 Copyright: public domain 三七日文殊師利菩薩 宋帝王 1804 藤原行秀 写 「十王寫(じゅうおううつし)」より 国立国会図書館蔵 Copyright: public domain
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