ユダヤ教・キリスト教における天使の9階級のうちの第3階級。「オファニム(オファン(Ofan, Ophan))」とも呼ばれる。複数形で「トロウンズ(Thrones)」、日本では「座天使」と訳される。「ガルガリン(Galgalim, Galgallim)(車輪、瞳の意)」とも呼ばれる。「神の玉座を運ぶ尊厳と正義の天使」、「意思の支配者」とされる。「火車」をシンボルとするが、彼ら自体もまた緑柱石のような色で輝き、炎と燃え多くの眼を持つ車輪の姿をしているともされる。「旧約聖書」中の「エゼキセル書」においてはケルブ(Cherub, Kerùbh)と混同した記述がされているが、ケルブ(Cherub, Kerùbh)に付き従う足元にある車輪がソロネ(Throne)だと考えられる。 セラフ(Seraph)、ケルブ(Cherub, Kerùbh)、ソロネ(Throne)の上級三階級の役目は非常に似通っており、並んで記述されることが多かった。後世の神学者たちはケルブ(Cherub, Kerùbh)は神の玉座を運ぶ者達、ソロネ(Throne)は戦車などの実戦おいて活躍する者達と分けて分類した。ソロネ(Throne)の指揮官はヤフキエル(Japhkiel)、あるいはラファエル(Raphael)とされている。
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