シワコアトル

アステカにおいて、特に西の方角と関わる地母神。名前は「蛇の女」を意味する。シワコアトル(Cihuacóatl)の善なる性格を象徴する化身であるトナンツィン(Tonantzin)は、人類の母であり、またシワコアトル(Cihuacóatl)の化身の一つとされるコアトリクエ(Coatlicue)は、戦神ウィツィロポチトリ(Huitzilopochtli)の母であり最高地母神とされる。人類の創世神話においては、テスカトリポカ(Tezcatlipoca)が地下世界ミクトランから持ち帰った第4の太陽の時代の人類の骨を粉状にひき潰したのがシワコアトル(Cihuacóatl)で、この骨は特別な粘土性の壷に収められ、神々の血と混ぜられ、この練り粉から今の人類が作られたという。

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