シンジェシェーマル

チベット仏教における忿怒尊の一種。シンジェシェ(gShin rje gshed, Shinjeshé)=ヤマーンタカの一形態でサンスクリット名では「ラクタヤマーリ(Raktayamāri)」という。名前のシンジェシェ(gShin rje gshed, Shinjeshé)は「シンジェ(gShin rje, Shinjé)(=ヤマ(Yama))の敵」、マルは「赤」を意味する。単に「シェーマル(gShed dmar, Shemar)」と呼ばれるほか、「シンジェシェーマルポ(gShin rje gshed dmar po, Shinjéshe marpo)」とも呼ばれる。 額に第三眼のある、赤色の身色の一面二臂で、水牛に乗り右手に髑髏の飾りのついて杖、左手にカパーラ(髑髏杯)を持ち、妃である赤色の体の「ヴェーターリー(Vetālī)」を抱擁する。

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