四凶

中国において古代の尭帝の時代に、西方の地に住んでいたとされる四匹の凶悪な怪物たちのことを言う。すなわち、渾沌(Hun-dun)、窮奇(Qióng-jī)、饕餮(Tao-tie)、梼杌(Tao-wu)の四匹のこと。それぞれ偉大な帝王の血を引くものとされるが、生まれつき凶暴で、一説には舜帝の時代に流罪となり、西方から魑魅魍魎が侵入してくるのを防ぐ役割を与えられたという。しかし、もともと凶悪な彼らはすぐに役目を忘れ暴虐の限りを尽くし、このために四凶(Si-xiong)と呼ばれて恐れられたのだという。

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