シギュン

ゲルマン神話に登場する女神。「シグン(Sigunn)」、「シグリュン(Sigryn)」とも呼ばれる。姦計の神ロキ(Loki)の誠実な二番目の妻で、ロキ(Loki)との間にヴァーリ(Vári, Vali)とナルヴィ(Nörfi, Narfi)をもうけている。ロキ(Loki)は自分の行き過ぎた行いによってアサ(Æsir)神族の神々に拘禁され、岩に縛り付けられ上から絶えず蛇の滴らす毒を受け続ける、という拷問を受けることになったが、シギュン(Sigyn)はその毒はロキ(Loki)にかからないように器で受け続けた。しかし、器はすぐ毒液でいっぱいになるため、シギュン(Sigyn)はしばしば器に溜まった毒を捨てに行かなければならなかった。その度ロキ(Loki)は毒をまともに体に喰らい激しく苦しんだとされる。

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