シェミハザ

旧約聖書外典「第1エノク書(エチオピア語写本)」において、人間の娘と結婚し神に反逆した天使の軍団「グリゴリ(Grigori)」においてアザゼル(Azazel, Azaziel Azael)と共に統率者と目される天使。「セムヤザ(Semyaza, Semjaza)」、「セミアザ(Semiaza)」、「シェムハザイ(Shemhazai)」、「シャマズヤ(Shamazya)」、「シェムヤザ(Shemyaza)」、「アメズヤラク(Amezyarak)」、「アマザレク(Amazarec)」などの名でも呼ばれる。魔術師と薬草堀りに技術を伝えた。神に逆らった罪により七層の天界の牢獄として利用されている「第五天」に他のグリゴリ(Grigori)と共に幽閉されている(天と地の間にぶら下げられオリオン座の星になったともされる)。元々シェミハザ(Shemihaza)はこの反逆の計画に反対していたが、結局多数意見に押されて首謀者の一人となってしまったとされている。全ての悪意ある魔法使いの生みの親とされる。

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