セラフ

キリスト教やユダヤ教において考えられた天使(エンジェル(Angel, Ængel, Ængle, Engel, Enngell, Angil, Eangel, Angle, Aungel, Aungele, Aungelle, Aungil, Angell, Angelle, Angele))の位階(→天上の階級(Celestial Hierarchy))の中で多くの場合最上位を占めた階級。複数形では「セラフィム(Seraphim)」といい、「燃えるもの」あるいは「燃える蛇」を意味する。日本では「熾天使(してんし)」と呼ばれる。「旧約聖書」イザヤ書や旧約聖書偽典「第2エノク書(スラブ語エノク書)」によれば4つの頭と6つ(3対)の翼を持つとされる。その翼の羽の一枚一枚がまるで孔雀のように目の模様を持っているともされる。その翼のうち2枚で顔を隠し、2枚で足を隠し、残りの2枚で空を飛ぶ。神に一番近い存在であり、神に対する愛が異常に大きい為にその愛で身体が燃えているとも言う。また古代では空を飛ぶ蛇の姿をしているとも考えられた。セラフ(Seraph)を支配する天使として、イェホエル(Jehoel)、セラフィエル(Seraphiel)、メタトロン(Metatron)、ウリエル(Uriel)や(堕天する前の)サタン(Satan)などが挙げられる。

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