制吒迦童子

仏教において不動明王(Acalanātha)の眷属である八大童子の一尊。また矜羯羅童子とともに「不動明王二童(ふどうみょうおうにどう)」、「二童子(にどうじ)」などと呼ばれ三尊で表されることも多い。 「制吒迦(せいたか)」は「チェータカ(Ceṭaka)」の音写で、「キンカラ(Kiṃkara)」と同様に「召使い」や「奴隷」を意味する。「八大童子秘要法品」に拠れば、業波羅蜜すなわち方便心から生じた使者だという。赤蓮華色の身色で袈裟は纏わず、髪を五髻に結び、右手に金剛棒、左手に金剛杵を持った姿で表される。 制吒迦童子 国訳秘密儀軌編纂局 編 「新纂仏像図鑑 地之巻」より 国立国会図書館蔵 Copyright: public domain 制吒迦童子 「大正新脩大藏經図像部 第12巻」 兵庫武藤金太郎氏蔵「制吒迦童子像」より 大蔵出版 ©大蔵出版及びSAT大蔵経データベース研究会(Licensed under CC BY-SA 4.0)

ページにリダイレクトします。