日本において猿の姿をした蹴鞠を司る神。名前の「精(せい)」は鞠を蹴るときの掛け声に由来するとされる。後鳥羽上皇に時代にいた藤原成通(後に「蹴聖」と呼ばれた)という蹴鞠の名人が千日鞠を志し、その成就の朝に見たという神霊を奉ったのが始まりだとされる。この神霊は頭に金の鞠の紋をつけ、猿の姿をした童子形だったという。その姿から猨田毘古神の垂迹身であるとされ、蹴鞠会は申の日の申の刻に始めるのが正しいとされた。現在では球技全般、特にサッカーの守護神として信仰されている。
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