サスニギエル

旧約聖書偽典「第3エノク書(ヘブライ語エノク書)」に言及される天使。「サガンサゲル(Sagansagel)」、「サグネサギエル(Sagnesagiel)」、「サスニエル(Sasniel)」、「サスネサギエル(Sasnesagiel)」、「サスニギエルYHVH(Sasnigiel YHVH)」などの名前でも呼ばれる。「平和のために任命された」セラフ(Seraph)の一人とされる。第7天の第4の館の護衛天使であり、また知恵の天使とされるほか、メタトロン(Metatron)の数多くある名前の一つともされる。「バライタ・デ・マセケト・ゲノヒム(the Baraita de Massechet Gehinnom)」に拠れば、天国においてラビのイシュマエルに、イスラエルにおける神慮を綴った聖なる書を示したのはサスニギエル(Sasnigiel)である。第3エノク書においてはナアリリエル(Naaririel, Na'aririel)より上でザズリエル(Zazriel)より下の位の天使として描かれる。

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