サラスバティー

インド最古の文献「リグ・ヴェーダ」以来認められる女神。名前は「水を有する者」を意味する。3つの聖なる河川の神格の一つで、また学問、技芸を司る神。ブラフマー(Brahma, Brahmā)の単一生殖によって生み出され、後ブラフマー(Brahma, Brahmā)の妻になったとされている。この女神の用具が言語であったと考えられ、後には言語と同一視された。さらに後代には学問、技芸の神、雄弁と知恵の保護神として高い地位を与えられた。蓮華に座し二臂でヴィーナー(琵琶)を弾く像が一般的だが、多臂の場合もあり、持物もヴィーナーの他に本、数珠、小太鼓、水瓶、花なの場合もある。仏教では弁財天(Sarasvatī)として帰化され信仰されている。

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