古代シュメールやアッカドにおける精霊の一種。シュメールでは「ランマ(Lama)」、アッカドでは「ラマッス(Lamassu)」と呼ばれた。ウトゥック(Utukku)のうち良い精霊だけがこの名で呼ばれる。主に髯を蓄えた人間の顔をした雄牛ないし獅子の姿で表され、たいてい翼を持っている。性別があり、男性が「ラマッス(Lamassu)」、女性が「シェードゥ(Sedo/Shedu)」と呼ばれ、基本的につがいの存在として知られていた。ただ、髯があるほうがラマッス(Lamassu)(=女性)である。天使のような役目を持っており、神と人間と間の仲介者を務めたり、人間を正しく導いたり、災厄から護ったりするという。
ページにリダイレクトします。