プラプーム

タイの民間信仰における家の守護霊ないし土地を守護する精霊(ピー(Phi))。名前は「名誉ある地」を意味する。ピー(Phi)の中でも特に重要視されており、各家庭の玄関脇などには「サンプラプーム("プラプームの家"の意)」と呼ばれる小さな家のような祠が建てられ、毎日お供え物が捧げられ、家族の繁栄が祈願される。ホテルなどでも屋上や施設内にサンプラプームを設けることがある。サンプラプームはどこにでも建てていいわけではなく、たいてい家の前の、日が当たる場所がよいとされる。この土地霊への信仰はタイに仏教が浸透する前からの信仰だが、仏教と習合し、現在新しい家などが造られるとき、サンプラプームを祝福するのは仏教の僧の役目となっている。

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