プラジャーパティ

古代インド神話における造物主たる神。ヒンドゥー教の叙事詩「マハーバーラタ」においては生殖器官の守護神とされる。自らの力でデーヴァとアスラ(Asura)を産みだした。自らの娘であるウシャス(Ushas, Uṣas)と交わり、その子孫達が人間になったという。また別の神話ではプラジャーパティ(Prajapti)の涙が水の中に落ちて大地となり、拭った涙が空と空気になり、それから夜と昼、四季、死を作り、その後自分の孤独を紛らわすために人間を作ったとされる。「ブラーフマナ」でブラフマー(Brahma, Brahmā)と同一視される。また人間の始祖とされている10人の聖者や7人の聖仙ないし見者を指してプラジャーパティ(Prajapti)と呼ぶこともある。

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