ヒンドゥー教、インド神話に見える女神で、シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)の配偶神で、スカンダ(Skanda)(カールッティケーヤ)、ガネーシャ(Ganeśa)の母。山神ヒマヴァット(Himavat)とメーナー(Menā)の間に生まれた。名前はサンスクリットで「山の娘」あるいは「山に住む女神」といった意味で、シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)のシャクティ(女性の性力)を神格化したもの。シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)の最初の妻サティー(Sati, Satī)の生まれ変わった姿だとされる。シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)神との間にもうけた子がガネーシャ(Ganeśa)であり(パールヴァティー(Pārvatī)が自分の体をこすって生み出したとする説もある)、シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)によらずに産んだ子が6人いた。パールヴァティー(Pārvatī)がこの6人の子を愛する余り強く抱きしめたところ、子供たちは合体して一つの子になってしまった。この子が大きくなってスカンダ(Skanda)となった。その為スカンダ(Skanda)は6つの頭がある。シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)の女神は多数存在しているが、各神は“シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)の妻”として同一化されている。例えば、ウマー(親切な女)、アンナープールナー(たくさんの米を与える者)、ガウリー(白く輝く者)、カーリー(Kali, Kālī)(黒い女)、チャンディー(凶暴な女)、ドゥルガー(Durga, Durgā)(寄りつけない者)などはシヴァ(Siva, Shiva, Śiva)の妻であり、パールヴァティー(Pārvatī)やその他のシヴァ(Siva, Shiva, Śiva)の妻と同一視される。多くの「シヴァ(Siva, Shiva, Śiva)の妻」はシヴァ(Siva, Shiva, Śiva)を圧倒する凶悪な面を浮き出させた神格であるが、その中でパールヴァティー(Pārvatī)は母性や妻の優しさを象徴する神とされる。神話ではしばしば彼女が夫の怒りをなだめて、その怒りにふれた者を救う場面が描かれている。
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