ミクロネシアのカロリン諸島における邪神。「オリファト(Olifat)」、「オラファト(Olafat)」、「オロファド(Olofad)」、「ウォルファト(Wolphat)」、「ヤラファス(Yalafath)」とも呼ばれる。至高神ルク(Luk)の長子で、生まれつき頭が良いものの、たちの悪い悪戯で周りを困らせた。オロファット(Olofat)を自由にさせておくと人間達が滅んでしまうと考えたルクは、オロファット(Olofat)を殺すことに決めた。しかし、オロファット(Olofat)は魚篭(びく)に入れて海中に沈めてもいつのまにか抜け出し、雷で殺そうとしてもヤシの実の汁で雷の炎を消してしまう。そこでルクはアヌラップ(Anulap)にオロファット(Olofat)を殺してくれるように頼んだが、アヌラップ(Anulap)の策もことごとく失敗する。サメンコアネルにも彼を殺す知恵が浮かばなかった。オロファット(Olofat)は見限られ、邪悪な者達の総領となった。カサゴやアカエイなどに毒を、鮫に危険な牙を持たせたのはオロファット(Olofat)だとされている。
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