天狗の一種で、烏天狗を配下とする赤ら顔で鼻高の天狗をこう言う。元々天狗は鳶のような猛禽類の姿をしたものが一般的だったが、修験道系寺院の法会に使われる鼻の高い面である治道面や、鼻が非常に高く恐ろしい顔つきをしていたされる猨田毘古神などの影響を受けて、現在知られている赤ら顔の鼻高の天狗の姿が出来ていったと考えられる。密教の秘経「天狗経」には全国に散らばる天狗を束ねる48人の大天狗が記されている。
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