大事忍男神

日本記紀神話に登場する神。「古事記」にのみ登場し「日本書紀」には言及されない。「大事忍男命(おおことおしおのみこと)」とも呼ばれる。伊邪那岐命と伊邪那美命による神産みにより生まれた「三十五神」の中で1番目に生まれた。名前の意味は判然としないが国産みを終えた後、最初の神産みであることからして「大事を為し終えた」といった意味が込められていると解される。事解之男神と同体とされることがあり、このため兵庫県朝来市生野町、奈良県御所市茅原、群馬県利根郡みなかみ町師田などにある「熊野神社(くまのじんじゃ)」では大事忍男神が配祀される。

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