オクトリアラッハ

ケルト神話において、トゥアハ・デ・ダナーン(Tuatha De Danann)(ダーナ神族)と対抗するフォモール(Fomor)(巨人族)の若き長。フォモール(Fomor)の王インジッヒ(Indich)の息子とされる。オクトリアラッハ(Octriallach)はダーナ神族と戦っていたとき、フォモール(Fomor)が神々を幾ら傷つけてもしばらくすると無傷で戦場に戻ってくることに気がついた。これは治癒の神ディアンケト(Dianceht)の魔法の泉の効力によるもので、ディアンケト(Dianceht)がこの泉に負傷者を漬ければ、例え死者でもたちどころに生命を取り戻す、というものだった。これを突き止めたオクトリアラッハ(Octriallach)は夜の闇にまぎれて部下と共にその魔法の泉を急襲し、川底から持ってきた大きな石を次々と投げいれて魔法の泉を埋め立ててしまった。これよって以降神々は復活することができなくなったという。

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