ニヌルタ

メソポタミアの戦いや灌漑を司る神。「ニンギルス(Ningirsu)」とも呼ばれる。ニヌルタ(Ninurta)は好戦的な性格なので、反発する大軍勢が立ち上がった。岩や石を含めて、自然の全てが戦いに加わった。ニヌルタ(Ninurta)は苦も無く敵を圧倒した。ニヌルタ(Ninurta)は自分に味方した石たちに輝きを与えることで報いた。これに対して敵対した石は、足の下で踏みつけられるがままにした。 別の物語では嵐の鳥ズー(Zu)から運命の銘板「トゥプシマティ」をもらう(或いは奪い返す)。ニヌルタ(Ninurta)はエンリル(Enlil)とニンフルサグ(Ninhursag)の息子で、癒しの女神グーラ(Gula)の夫だとする説もある。初期のシュメールの物語では、ニヌルタ(Ninurta)は嵐の鳥イムドゥグドの姿をしていると述べられていたが、次第に人間の姿になった。しかし、翼を持っているように描かれるのが普通で、更に戦場には、ライオンの頭を持った嵐の鳥の姿であらわれるのであった。

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