ナン・ルージュ

フランス北部のノルマンディー地方における家事の精霊。名前は「赤いナン(Nain)=ドワーフ(Dwarf, Dwaeff, Dwerf, Dwerff)」を意味する。名前の通り赤い服を着た妖精で姿を変えることが得意とされる。特に漁師の家族に対して親切に接するとされるが、ときに悪戯もする。たとえば、漁師二人と一緒に船に乗っていた少年が急にナン・ルージュ(Nain Rouge)に変わり、漁師のうちの一人を海に放り込んだことがあった。この時もう一人の漁師は朝に聖水で十字を切っていたので難を逃れたという。

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