仏教における中国由来の菩薩(Bodhisattva)で北極星を菩薩(Bodhisattva)として信仰するもの。「尊星王(そんじょうおう)」、「妙見尊菩薩(みょうけんそんぼさつ)」、「妙見尊星王(みょうけんそんじょうおう)」、「北辰菩薩(ほくしんぼさつ)」、「北辰尊星妙見大菩薩(ほくしんそうじょうみょうけんだいぼさつ)」、「妙見大士(みょうけんだいし)」などの名で呼ばれる。また菩薩と名は付くが天部(→天(Deva, Dēva))に属することから「妙見天(みょうけんてん)」とも呼ばれる。 数々の星の仏格の中で最頂であり諸星の王とされる。一切の善悪を記録する仏尊であり、国土を擁護し災禍を消し敵を退けるという。天台寺門派においては吉祥天(Śrī, Mahāśrī)と同体とされ、護国、除災を祈る尊星王法の主尊とされる。 種子は「अ(a)」、「हुं(huṃ)」、「रो(ro)」、「रु(ru)」、「सु(su)」、印相は右手を施無畏にして親指を曲げ三度招くもの、あるいは大三股印、真言は「唵蘇涅哩瑟吒莎呵(おんそにりしつたそわか)」、「目仡帝屠蘇吒阿若密吒烏都吒具耆吒婆頼帝吒耶彌惹吒烏都吒拘羅帝吒耆摩吒莎呵」、三昧耶形は星ないし如意宝珠。
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