ヨーロッパの伝説に見える想像上の生物の一つで、大プリニウス(A.D.23~79)の「博物誌」(77)をはじめとして様々な動物寓話集に紹介されたもの。ユニコーン(Unicorn, Unicornis)のような一角獣ではあるが、馬の体と象の足、猪の尾を持ち、鹿に似た頭から生えるその角は巨大で黒いという。またモノケロス(Monoceros)の角はユニコーン(Unicorn, Unicornis)と同じく貴重とされたが、近づくことは危険だとされる。「ひどい鳴き声」を発し、殺すことはできても生きたまま捕らえることは不可能だという。同名で海棲のモノケロス(Monoceros)が存在する。ユニコーン(Unicorn, Unicornis)とモノケロス(Monoceros)は時に混同される。
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