アフガニスタンにおける英雄神にして戦士の神。至高神イムラ(Imra)の最初の子供とされる。悪魔や巨人達から人間を守っているとされる。また天と地の橋渡しをするメッセンジャーであり、人々の願いを空へと伝える役目も担っている。巨大且つ剛健な神でその足跡は氷河として残り、雲や霧を支配する天候の神であり、また流氷の神でもある。モン(Mon)は、一部の伝承では創造神のような働きをしているが、これはイムラ(Imra)の業績が長子であるモン(Mon)に反映されたものだとも考えられる。ある伝承によれば巨人達が太陽と月を黄金の屋敷に閉じ込めて隠してしまったとき、子供にばけて巨人の母の庇護を受けて屋敷に入ることに成功し、太陽と月を救い出したという。モン(Mon)は黄金の弓矢をもつ戦士か背中を丸めた牡牛の姿で表現される。また神像の代わりに大きな石板の左右に小さな石板を置いたものによって象徴されることもある。
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