ミジル

ケルト神話における大地の神。ダグザ(Dagda)の息子でブリギット(Brigit)やアオングス(Aonghus)とは兄弟にあたる。地下世界の王であり、マン島にある宮殿に住んでいたとされる。彼に着飾った若者として描かれる。ミジル(Midir)の最初の妻はファヴナック(Fúamnach)という娘だったが、その後エディン(Etain, Étaín)という娘と再婚する。嫉妬に怒り狂ったファヴナック(Fúamnach)はドルイド僧の助けを借りエディン(Etain, Étaín)を池や虫、ハエに変えてしまった。このハエを偶然アルスターの戦士であったエダールの妻が飲み込み、エディン(Etain, Étaín)はエダールの妻の娘として転生した。記憶を失い人間として過ごしていたエディン(Etain, Étaín)はアイルランドの王エオヒズに見初められ求婚されるが、ミジル(Midir)はエディン(Etain, Étaín)の記憶を呼び起こすことに成功し、エディン(Etain, Étaín)は自分がすでにミジル(Midir)と結婚していたことを思い出した。ミジル(Midir)はエオヒズとのエディン(Etain, Étaín)を賭けたチェス勝負に勝ち彼女を取り戻したが、結局エディン(Etain, Étaín)はエオヒズの王妃としての人間の生を全うすることを選んだ。

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