日本神道において酒造を司る神。伊勢神宮の皇大神宮及び豊受大神宮にそれぞれある「御酒殿(みさかどの)」、つまり御神酒を醸造する場所において祀られる神。御酒殿神は、「倭姫命世記」などに拠れば「豊宇賀能売命(とようかのめのみこと)」(→豊受大神)と同神だとされるので、穀物神である豊受大神の造酒の神としての側面を祀ったものとも考えられるが、また宮中造酒司(さけのつかさ)によって祀られた「酒殿神(さかどののかみ)」である酒弥豆男神、酒弥豆女神両神とも考えられる。
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