ミル・クラ

ポリネシアのクック諸島にあるマンガイア島において、地下世界に住んでいるとされる醜い悪魔の女王。単に「ミル(Miru)」とも呼ばれる。名前は「赤い」という意味があり、地獄の業火を象徴する。死んで旅立った魂をアカアンガ(Akaanga)に命じて捕らえさせ、地獄の炎にくべて焼いて食べてしまうとされる。元々はタパイル(Tapairu)と呼ばれる4人の妖精たちの母親だったとされる。ミル・クラ(Miru kura)は最終的にトゥ=テ=ウェイウェイ(Tu=Te=Wheiwhei)の息子である英雄「ンガル(Ngaru)」によって滅ぼされ、地獄の業火は彼の起こした洪水によって消されたとされている。

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