スコットランドの民間伝承にあらわれる女の家付き妖精でブラウニー(Brownie)の一種。「マグ・ヴルッフ(Maug vuluchd)」、「マグ・モラッハ(Maug moulach)」、「メイ・モラッハ(May Moulach)」、「メグ・モロッホ(Meg molloch)」、「ヘアリイ(=毛むくじゃらの)・メグ(Hairy Meg)」、「ヘアリイ・マグ(Hairy Mag)」などの名前でも呼ばれる。彼女の息子は「ブラウニー・クロッド(Brownie Clod)」だとされる。グラント氏族の有するタロッホゴルム(Tullochgorm)城に棲んでいて、氏族の長がチェスで勝てるように手助けをしたり、家の者の死を告げ涙を流したりした。また別の伝承ではバンフシャー(Banffshire)のアークナロー(Achnarrow)にある農家に住み着き、農場主が召使いを全員解雇するほどに働いたが、ミグ・モラッハ(Mieg moulach)がストライキを起こしたため結局全員呼び戻したという。
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