マステマ

旧約聖書の第二「出エジプト記」や旧約聖書偽典「ヨベル書」などにその名が見える、悪魔の側につき罪を告発する(堕)天使。「マンセマト(Mansemat)」とも呼ばれる。悪と不正と非難を支配する悪への誘惑者であり、また刑の執行者とされる。マステマ(Mastema)は全ての悪の元凶であるが神に逆らっているわけでない。神(ヤーウェ(Yahweh))が悪魔を排除しようとしたとき、マステマ(Mastema)は人間を誘惑するための自分の配下として、悪魔達の命乞いをしている。これは聞き届けられマステマ(Mastema)の仕事のために10分の1の悪魔が開放されたという。またマステマ(Mastema)はモーセを殺そうとした天使としても知られている。

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