枕返し

日本の妖怪の一種。夜中に座敷に出現し、寝ている人に枕を持たせて寝返りをさせ、本人が知らない間に北枕にしてしまうという。日本各地に出現する。座敷童子や河童、化け猫の仕業だともいわれる。ただし、枕返しは生きている人間を死へと反転させる恐ろしい妖怪で、北枕にされることで死んでしまうこともある。和歌山県日高郡では、かつて七人の樵達が古いヒノキの大木を切ったところ、その夜に枕返しにあい、七人とも死んでしまったという話がある。

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