「マフデト」とも。エジプトにおいて司法権をつかさどる女神で、文字や測量を司るセシャト(Seshat)とは双子の姉妹とされる。第一王朝(B.C.3100~B.C.2890)時代から信仰されていた神で、「命の白の貴婦人」などと称される。その姿は猫やマングース、或いは恐ろしく首の長い虎のような動物の姿をしており、死刑執行代によじ登る形で描かれた。司法権を司るほか、サソリや蛇を屈服させる力を持っていたとされる。
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