中国神話における天女、戦の女神。単に「玄女(げんじょ)」と呼ぶこともある。また「九天玄女娘娘(きゅうてんげんじょにゃんにゃん)」と呼ばれることもある。「九天」は天を九つの方位に分けた場合の総称で天上を指す言葉。黄帝(Huáng-dì)が怪物蚩尤(Chī-yóu)と戦っていた時、黄帝(Huáng-dì)は蚩尤(Chī-yóu)の巻き起こす濃霧に困り果てていた。そこに現れたのが西王母(Xi-wang-mu)に派遣された九天玄女(Jiǔ-tiān xuán-nǔ)であり、黄帝(Huáng-dì)は九天玄女(Jiǔ-tiān xuán-nǔ)からもらった霊宝護符や兵法書「陰符経」によって蚩尤(Chī-yóu)の軍勢に勝つことが出来たという。一説に人頭蛇身といわれるが、多くの場合は美しい女性の姿だとされる。「平妖伝」「水滸伝」「東遊記」などの小説にも登場している。
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